定期健診
検査
- むし歯がないか?
- 歯周病が進行していますか?
- 歯磨きができていますか?
- 嵌めもの、詰め物や入れ歯などの検査と調整。
- 歯と歯の間のむし歯や歯周病の進行や根元の病巣は、直接目で診ることができませんので、必要に応じてレントゲンで確認します。
- 乳歯から永久歯への生え替わり時期に、噛み合わせや歯並びをチェックします。
歯磨きの練習
- むし歯や歯周病の直接の原因はプラーク(歯垢)。みなさんは、毎日お家で歯を磨いていますが、きれいに磨けているかどうか、検査と反復練習は欠かせません。定期健診の時、歯医者と歯科衛生士が指導やアドバイスをします。
健康指導と食育
- むし歯と歯周病は、生活習慣病と言われています。どちらとも生活習慣を改善することで、予防することが出来ます。
- むし歯の場合は、間食(甘味摂取)や間食のとり方、食生活、生活習慣がポイントです。
- 歯周病の場合は食事ももちろんですが、喫煙や飲酒、生活習慣なども危険因子であり、歯周病を悪化させます。
- みなさんと一緒に、生活習慣を確認しながら、解決策を見つけていきましょう。
むし歯予防
- フッ素洗口とフッ素塗布:歯の質を強くするため定期健診毎にフッ素塗布を。乳歯が出始める1歳半ごろから、永久歯列が完成する(15歳ごろ)までが適応時期です。家庭でのフッ素洗口法は一番地道なむし歯予防法です。
- シーラント: 奥歯の噛み合わせの溝は、汚れが取れにくいので、むし歯になりやすい所です。レジンで塞ぐと溝に汚れが入りません。歯が生えて来たら、早めにするのが効果的です。
- 隣接面のむし歯予防 :フロス(糸楊枝)にサホライド(むし歯の進行止めのお薬)を付けて、奥歯の歯と歯の間に予防的に塗布します。薬が効くと黒い色が付いてしまう欠点がありますので、主に乳歯の奥歯に使います。
歯周病予防
- スケーリング (歯石とり):ねばねばしたプラークが歯周病菌をかかえて、その細菌が少しずつ死滅して、それに唾液成分の無機質が沈着し、石灰化して歯石になります。歯と歯ぐきの境目や歯ぐきの中にも硬くくっ付いているので、磨いただけでは取れません。歯科医院で定期的に、除去してもらいましょう。