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自分の歯は自分で守る


MC900412034.png 21世紀人口の高齢化が進展しているなか、身体の機能や生活の質の維持も重要な課題となっています。生活習慣病の予防と治療に当たっては、一人ひとりが積極的に生活習慣を改善し、病気の予防と健康の増進を励んでいくことが重要であります。
 口腔内の病気の予防と治療にも同じ考えです。
 「8020運動」とは“80歳になっても20本以上自分の歯を保とう”という国民運動です。
 なぜ20本というと、智歯(親知らず)を除く28本の歯のうち、少なくとも20本以上自分の歯があれば、殆どの食べ物を噛み砕くことができ、おいしく食べられます。

(理解)自分の口腔と歯の健康の意味とあり方を発見し、

(知識と方法)これを達成するための知識や方法を修得し、

(計画)生涯の段階別に課題を捉え、健康づくりの設計と対策を行い、

(実行)これに基づいて自分の口腔と歯の健康を実現する。


20世紀と21世紀歯科医療の相違
20世紀 21世紀
治療中心(CURE) 予防中心(CARE)
疾患の結果ができてから治療に行く 疾患の原因を理解し、疾患の発生を予防する

口の中には健康の歯が少ない

各種類の金属・充填物・入れ歯・インプラント等の人工物が入っている
 

口の中には健康の歯が多い

金属・充填物・入れ歯・インプラント等の人工物が減っている

疾患や痛みができてから病院に行く 何もないとき定期的に健診を受ける
病院に行く目的:治療   病院に行く目的:健診・指導・予防
医療の主役:医師  医療の主役:患者(来院者)
医療に対する態度:受動的 医療に対する態度:主体的
“80歳になっても20本以上自分の歯を保とう”の目標を達成するために、個人の力で出来ることを一緒に考えましょう!

治療:

 むし歯や歯周病はそのまま放置して、自然によくなることはありません。じわじわと進行していきますので、かかり付けの歯科病院に治療してもらいましょう!

予防:

①歯質強化:フッ素洗口や塗布を勧める。フッ素は歯の再石灰化を促進し、歯に取り込まれ、酸に強い歯を作ります。むし歯菌が酸を作るのを抑制します。
②生活習慣:

  • 三度の食事は定量定質、栄養バランスよく摂りましょう!
  • 三つの“なし”:偏食なし、おやつなし、夜食なし。
  • 一日中ずっとだらだら食べると、口の中のpH値が下がり、歯も傷みやすくなり、修復が難くなります。
  • おやつは市販のジュースや炭酸飲料を避けて、なるべく単純なお茶や牛乳、豆乳、自家製の果菜汁などをとりましょう。
  • 歯にくっ付きやすい粘り気強いものや口の中に長く残留するもの、例えばチョコレート、クッキ、飴玉を長くしゃぶることなどは避けましょう。
  • 繊維性、歯ごたえのあるもの、添加物や加味料の少ないものをえらびましょう。

③正しい磨き方:

  • 歯磨きの原則:
    • 右左、上下、内外、前後、そして咬合面。隅から隅まで、一本一本、一つ一つの隙に沿って順序良く磨きましょう。
    • 歯と歯ぐきに傷をつけない様に。
    • 間違えやすいこと:磨かないといけないところは磨けていない。
    • 磨きすぎるといけないところは磨きすぎ。
    •  ・食事やおやつの後、すぐ歯磨きましょう。 
  • 歯ブラシの使い方:
    • 歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に向けて45度の角度にあて、軽い力で小刻みに動かします、
    • 毛先が歯と歯の間に入るように、約150-200gの力で、前後2-3mmの小刻みで歯ブラシを動かします。
    • 上の奥歯の外側は、小さめの歯ブラシや仕上げ用の歯ブラシで、歯並びに合わせて磨きます。一番うしろは歯ブラシの毛先を当てて磨きます。
    • 下の奥歯の外側は、口を閉じ加減にして歯ブラシを確実に当てて磨きます。
    • 曲がり角のところは、歯ブラシもそれに沿って曲がって磨きます。

④定期健診:3-6ヶ月の間隔で、自覚症状や痛みがなくても、定期健診の習慣を身に付けましょう。